変速機付き自転車を買う時に気づくのが内装3段と外装6段という変速方法があるということです。
とりあえず数字が大きいので外装6段の方が偉そうですが、どうでしょうか。
内装3段と外装6段の違いと、自転車を買うときの選び方をみていきましょう。
外装6段ギアの仕組み
外装6段ギアは自転車の変速機としては昔からあるポピュラーな変速機構です。
ハンドルにあるレバーやダイヤルを回すと、ワイヤーのテンションが変わり、それに合わせてリアの変速機が動きます。
リアの変速機はチェーンガイドになっていて、変速機が動くとチェーンが大きいギアや小さいギアに動くことで変速が可能となります。
内装3段ギアの仕組み
内装3段ギアもハンドルにあるレバーを引くとワイヤーのテンションが変わるところは外装6段と同じです。
しかし、外装ギアとは違い内装3段ギアはワイヤーが動いても見た目に変化はありません。
内装3段ギアはホイールのハブ部分に変速機構が内装されています。
外装の様にチェーンがギアを動くことはなく、ハブの内部で回るギアを変えることによって出力を変えています。
外装6段のメリットと内装3段のデメリット
外装6段ギアのメリット言えば、何と言っても6段あるということです。
内装変速機はハブの中に内装するという仕組み上、自転車ではどうしても段数を増やしにくいというデメリットがあります。
現状では内装変速機は3段がリミットです。
段数が多い方がスピードに合わせて変速できるのでより快適にペダルを漕ぐことができます。
もう一つのメリットと言えば、「見えている」ということです。
外装6段は見えているので内装ギアと違いメンテナンスがしやすく、故障時も対処しやすいというメリットがあります。
内装3段のメリットと外装6段のデメリット
内装3段のメリットとしては頑丈ということです。
外装6段は構造上、変速時にチェーンが外れることがありますが、内装3段では変速が原因でチェーンが外れるということはほとんどありません。
他にも内装変速機は、外気にさらされていないので異物が触れる可能性も少ないので故障も起きにくいというメリットがあります。
さらに内装変速機は外装変速機と違い止まった状態でも変速できます。
よく、信号で停車したときにギアを軽くしておくことを忘れたということはないですか?
外装変速機の場合はチェーンが回ってないと変速できませんが、内装変速機は構造上とまった状態でも変速可能です。
シティサイクルはどちらを選べばよいのか
一般的に自転車は内装3段よりも外装6段の方が価格は安い傾向にあります。
また、外装6段の方がギアの選択肢が多いので登りや下りなど、様々な傾斜に対応しやすくなります。
内装3段は故障しにくいというメリットがあり、外装と違いベルトドライブでも変速機が使えるので、さらにメンテナンス頻度が低くなるというメリットもあります。
メンテナンスをあまりマメに出来ないという人は内装3段の自転車を選ぶとよいでしょう。