自転車の深そうで浅い、浅そうで深い歴史を紹介

自転車の歴史ってご存知ですか?

自転車の原型と言われるものが作られたのは今から200年前のことです。

蒸気で走る自動車は250年以上前に作らていたので、実は自動車よりも自転車の歴史は浅いのです。

そんな自転車の歴史をみていきましょう。

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自転車の原型

自転車発祥の地はどこだがご存知ですか。

オランダやフランスなどを思い浮かべるかもしれませんが、実ははっきりしていません。

意外と歴史の浅い自転車ですが、自国が発症の地だという確たる証拠を持っている国はありません。

ただ、自転車の原型といわれるものは1800年前半にドイツで発明されたドライジーネと呼ばれる足蹴りバイクだといわれています。

これは、現在、子供が自転車に乗る練習に使う足蹴りバイクと同じようなものです。

前輪の大きな自転車

昔の自転車といえば、前輪の大きな自転車を思い浮かべませんか。

ペダルを使った自転車は1800年半ばにフランスで開発されました。

この頃の自転車は前輪に直接クランクとペダルを取り付けていました。

ギアなどを使っていないので、スピードをあげるために前輪を大きくしたのです。

自転車の歴史にペダルとクランクが登場したのはこの頃になります。

チェーンの登場とBICYCLEの誕生

自転車の歴史にチェーンが登場したのは1800年後半です。

1879年にイギリスのローソンがチェーンを使って後輪を駆動させる方法を発明しました。

これによって、自転車の車輪は前後同じ大きさとなり、現在の自転車と同じフォルムになりました。

そしてこの頃から自転車をBICYCLEと呼ぶようになりました。

自動車、飛行機の歴史と自転車の歴史

自転車が現在の自転車とほぼ同じとなった1800年代後半から1900年前半、自動車はガソリン自動車が誕生しました。

また、ライト兄弟が空を飛んだのが1903年なので、この時代は乗り物が大きく進化した時代だったのです。

ただ、ライト兄弟が初飛行をしたライトフライヤー号と現代の飛行機を比べると見る陰もありません。

自動車も1908年に登場した大衆普及化のきっかけとなったT型フォードと現代の自動車は大きな変化があります。

しかし、自転車は1885年に発売され大衆に普及したセーフティバイシクルは現代の自転車と大きな差はありません。

そういった意味では、発明の歴史は自動車よりも浅い自転車ですが、現在大衆に普及している乗り物として最初に完成された歴史をもつのが自転車といえるでしょう。

完成された自転車も進化は止まらない

外見的には1800年代後半に完成された自転車ですが、進化の歴史はとまりません。

現代の自転車はフレームにカーボンが使われ、ブレーキはディスクブレーキ、変速は電動へと進化しています。

さらに、後方から迫る車の存在を知らせるセンサーや、エアバッグなども開発されています。

今後はさらにどのような自転車が開発されるのか楽しみですね。

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