キャノンデールの自転車メーカーとしての特徴

アメリカのスポーツサイクルメーカーとして有名なキャノンデール。

スポーツサイクルショップに行けば、かなりの確率でその自転車がおいてある程の有名メーカーです。

キャノンデールはどのような特徴のメーカーなのか解説します。

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キャノンデールの歴史

キャノンデールは1971年にアメリカのコネチカット州で設立されたメーカーです。

社名は最寄り駅の名前から名付けられました。

当初は自転車ではなく、自転車関連部品メーカーとしてスタートしました。

初めて自転車を製造したのは1983年のことです。

大径のアルミフレームで価格が手頃だったことからこの自転車がヒットし売上を大きく伸ばしました。

さらに、1980年初頭はマウンテンバイクが広まりはじめた時代で、キャノンデールも1984年にマウンテンバイクを発表し、先行したアルミフレームという特徴によってマウンテンバイク界をリードする存在となっていきました。

1990年代にはロードバイクやトライアスロンバイク、BMXなど多方面のスポーツサイクルを生産、さらにプロチームをサポートし、アメリカの自転車メーカーとしてははじめて世界展開するように至りました。

この時代はスポーツサイクルの素材は軽量さが特徴のアルミフレームが全盛の時代で、キャノンデールはアルミスポーツサイクルと共に成長していきました。

しかし、2000年代になるとスポーツサイクルにはカーボン化の波が押し寄せます。

あくまでアルミにこだわったキャノンデールはモーターサイクル事業にも乗り出したことも仇となり2003年に倒産、経営陣は刷新され再建へと向かいます。

フレームのカーボン化に対応したり、生産を海外メーカーに外注するなどの効率化により再建。

複数回の買収を経て、現在はカナダのドレルインダストリー傘下のブランドとなっています。

キャノンデールの規格

キャノンデールは多くの独自規格を生み出すメーカーとして特徴があります。

自転車のパーツはパーツメーカーとの組み合わせの関係から共通の規格があちこちに使われています。

しかし、キャノンデールは自社のスポーツサイクルの性能をより発揮できるように独自の規格を採用しているパーツがあります。

それによって他社の自転車にはない高い剛性を実現したりしています。

特徴的なアルミ技術

キャノンデールは現在でこそカーボンフレームがフラッグシップモデルに採用されていますが、アルミに最後までアルミにこだわったメーカーです。

アルミへのこだわりは破産や買収を経た現在でも変わらず、CAADという独自技術を盛り込んだアルミスポーツサイクルを展開しています。

昨今のスポーツサイクルはアルミよりも軽量なカーボンが重宝されていますが、カーボンは価格が高くなります。

安価なカーボンは製品強度に不安があることもあります。

キャノンデールはアルミフレームでもカーボンに近い軽量性や快適性を実現しています。

レースでも使えるアルミフレームを生産しているのはキャノンデール独自の特徴となります。

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