自転車は適度な運動ができるので、健康づくりに適した乗り物といえます。
自転車はどのように健康づくりに役立つのでしょう。
目次
自分の体重を足で支える必要がない運動
自転車が健康づくりに役立つ運動である最大の理由は「自分の体重を足で支える必要がない運動」だということです。
通常、陸上で行うスポーツは体重を足で支える必要があります。
しかし、人間が行う2足歩行は膝や腰に負担がかかる動作です。
それ故、急に運動をはじめたりすると、膝や腰を痛めてしまうのです。
そこで自転車による健康づくりです。
自転車はサドルとハンドルで体重を支えながらペダルを回して運動するので膝や腰にかかる負担がぐっと減ります。
健康づくりのために運動を始めようという人には自転車はうってつけと言えます。
自転車は疲労が残りにくい
自転車は低い運動強度で長時間続けられるスポーツです。
低い運動強度で長時間続ける運動は疲労が蓄積されにくいという特徴があります。
10㎞ランニングしたら次の日に疲労が溜まってしまって仕事にならない、そんなことがあると、なかなか運動を続けることは難しくなります。
しかし、自転車で10㎞走っても、ペースを上げない限りは疲労がそこまで残ることはなく、継続的に運動ができます。
自分のペースで続けられるので、健康づくりにも役立ちます。
怪我なく自転車を健康づくりに役立てるために
自転車は関節を痛めるリスクは他より少ないとはいえ、怪我のリスクが全くないわけではありません。
自転車で健康づくりを行うためにはリスクを避けることが必要です。
自転車のサドルが低いと膝に負担がかかった漕ぎ方になります。
膝を守るためにはなるべくサドルを高くして乗りましょう。
また、自転車は交通事故や転倒に気をつける必要があります。
自転車で運動をするときは、交通量の少なく安全性が高いコースを、無理のないスピードで乗るようにしましょう。
転倒時のリスクを減らすためにもヘルメットは必ず被るようにしましょう。
自転車で転ばない体を作る
自転車は体幹を使う運動になりますし、バランス能力を養うこともできます。
運動不足で、ちょっとした段差で躓いてしまうような人は自転車で体幹とバランス能力を鍛えると、改善が期待できます。
LSDが自転車を健康づくりに役立てる乗り方
自転車を健康づくりに役立てる乗り方としてはLSDがあげられます。
LSDとはLong Slow Distanceの略です。
つまり、ゆっくり、長い距離を走ります。
呼吸が辛くない程度の速度で、ゆっくり長い距離を走るようにすると心肺機能を効率的に向上させることができます。
自転車を健康づくりに役立てる方法のまとめ
自転車はゆっくり長い距離を走ることで心肺機能を高めたり、体幹を鍛えることができるので健康づくりに役立つ運動です。
また、ランニングなどに比べると膝や腰への負担が少ないこともメリットです。
ただし、転倒や交通事故のリスクはありますので、ヘルメットを着用したり、交通量の少ないコースを選ぶなどのリスク管理は必要です。