自転車の工具の適正な使い方をするためのヒント

自転車のメンテナンスで、基本的なことですが「工具の正しい使い方をする」ということはとても大切です。

工具の正しい使い方をしないと、メンテナンスに失敗したり、自転車を壊してしまうことがあります。

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穴の大きさは正しく

自転車の工具の使い方で一番注意しなければならないことは、「正しい穴に入れる」ということです。

自転車のボルトは、六角ボルトや六角穴付きボルトがよく使われています。

これらのボルトを回すときは、正しい工具で回すことが大切です。

ボルトにはインチ規格やミリ規格があります。

ロードバイクなどではミリ規格がほとんどなので、ミリ規格の工具を使う必要があります。

ミリ規格とインチ規格では大きさが微妙に違うので、一見工具がしっかりハマっているように見えても、隙間があったりします。

隙間のある状態でボルトを締めると、ネジ穴を舐めてしまったり、しっかりと閉まらなかったりします。

規格にあった正しい工具を使うということが使い方のポイントです。

トルクレンチと手ルクレンチ

最近はロードバイクなどのスポーツタイプの自転車で素材にカーボンが使われるようになりました。

カーボンはボルトで強く締めてしまうとヒビが入り、破断することがあるので、締め付けトルクが説明書などで指定してあります。

締め付けトルクとはどのくらいの力でボルトを締めるかということです。

そもそも、カーボンに限らず、ネジには締め付けトルクが指定されており、それより小さな力では締め付け不足で緩みやすくなり、締め付け過ぎると、ネジ山が潰れたり、破断したりしてしまいます。

締め付けトルクを知ることは工具の正しい使い方をするためにはとてもたいせつなことです。

ただ、締め付けトルクが指定してあっても、どのくらいの力加減なのかわからないですよね。

そんな場合にはトルクレンチを使います。

トルクレンチは、数値を指定すれば、指定した力加減でボルトを締めることができる工具です。

カーボンが使われている自転車を購入した場合はトルクレンチを購入することがオススメです。

トルクレンチを使い慣れれば、力加減がわかってくるので、普通のアーレンキーでも締め付けトルク近くで締めることができます。

手の感覚でトルクレンチの代用をするので、手ルクレンチなんて言ったりもします。

自転車工具の正しい使い方のまとめ

自転車工具の使い方で気をつけるのは、サイズの合った工具を使うということと、適正な締め付けトルクで締めるということです。

自転車のボルトは走行中に外れると大事故にも繋がります。

メンテナンスを万全にするには正しい締め方をすることが大切です。

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