マウンテンバイクやクロスバイクでよく使われているvブレーキ。
自転車を趣味にするときに最初に乗る機会も多いのがマウンテンバイクやクロスバイクだけに、vブレーキの調整方法は要チェックです。
vブレーキの調整方法を順をおってみていきましょう。
vブレーキの構造を知る
vブレーキは自転車のブレーキの中でもシンプルなブレーキです。
ブレーキシューが左右2本のアームに固定されていて、1本のワイヤーがつながれているという構造で、パーツ点数もかなり少ないですね。
ワイヤーの角度を変えるリードパイプがあるところが他の自転車のブレーキと違って特徴的かもしれません。
vブレーキの特徴としては自転車のブレーキとしてはディスクブレーキの次に制動力が強いということです。
アームが長いのでテコの原理でキャリパーブレーキなどよりも強く制動できます。
調整のときに気をつけるポイントとしてはリムとシューの間隔が狭いということです。
正しい方法でうまく調整しないと、ブレーキを掛けてなくてもリムとシューが接触してしまうことがあります。
vブレーキの調整は3ステップ
自転車のvブレーキの調整方法は3ステップです。
まず、ブレーキシューの位置を調整します。
次にワイヤーの長さを調整します。
最後にスプリングテンション調整ネジで左右のブレーキシューが同じ間隔になるように調整します。
以上の3ステップでvブレーキの調整は完成です。
うまくいかなかった場合は3ステップの最初からやり直します。
調整方法のポイントとしては、ブレーキレバーを離している上体で、ブレーキシューとリムの間隔が左右ともに1mmくらいでリムとシューが平行になるように調整します。
ブレーキの鳴きが気になる場合は、ブレーキシューがちょっとだけハの字になるように調整します。
ハの字にすることはよくvブレーキの鳴きを予防する方法として紹介されていますが、その角度は極わずかでOKです。
目に見えるほどの角度にする必要はありません。
潤滑も忘れずに
自転車のvブレーキは外気に接しているパーツなので、風雨に晒されることで動きが悪くなることがあります。
ブレーキシューやリム面に注油は厳禁ですが、固定ボルトやワイヤーには注油してあげることで動きがよくなります。
固定ボルトは、浸透性の高いオイルを注油してあげましょう。
数滴垂らしてあげれば浸透していきますので、垂れたオイルはしっかりと拭き取っておきます。
リードパイプはワイヤーが摩擦する部分なので、ワイヤーの動きが悪くなりやすいとことでもあります。
注油するか、一度ワイヤーを外してワイヤー表面に薄くグリスを塗ってあげることで動きがよくなります。