入門者向けのロードバイクによく装着されている8速のディレイラー。
目下、上級者向けになると11速までロードバイクのリアの変速は増えています。
となると、自分の自転車もせめて10速くらいにはしたいな、と思いますよね。
今回は8速を10速化するときのポイントを見ていきましょう。
10速化にはコンポーネントを全取っ替えが必要。
ロードバイクでは、前後の変速、ブレーキ、クランク、ハンドルブラケットなどをひっくるめてコンポーネントと呼んでいます。
8速を10速化するためには、コンポーネントの総入れ替えが必要になります。
8速を10速化するだけなら、リアの変速だけ変えるととなんとかなるような感じもしますが、そうではありません。
まず、リアのスプロケットとディレイラーを10速化したら、ディレイラーを動かすためのブラケットも10速にしなければなりません。
そして、チェーンの太さも変わってくるのでチェーンも交換です。
チェーンを交換したということは、クランクのギアも変更になります。
という具合に次々交換しなければならないので、結局のところ変速は一式交換になります。
ブレーキは必ずしも交換する必要はありませんが、パーツを個別に購入するなら、コンポーネントセットを買ったほうがお得な場合が多いので、セットを買えばブレーキも付いてきます。
コンポーネントセットは安くはありませんが、次に新しいロードバイクのフレームを購入した時に流用できます。
次は完成車ではなく、フレームセットを買うようにすると考えると、そこまで高くはないでしょう。
ホイールのフリーが対応しているかをチェック
さて、ロードバイクの8速を10速化するのはコンポーネントを入れ替えればよいということがわかりましたが、問題はもう一つあります。
ホイールです。
ホイールに10速のカセットスプロケットが入るかどうかということが10速化のポイントとなってきます。
基本的には8速のスプロケットが入っていたホイールならば1mmのスペーサーを10速のスプロケットの前に噛ませば入ります。
一応ホイールの型番などを調べて、10速化できるかどうかをチェックしてみましょう。
10速化できるようならば、1mmのスペーサーを忘れずに購入しておきましょう。
ロードバイクの8速を10速化するときのポイントをまとめ
ロードバイクの8速を10速化するときには、コンポーネントの総入れ替えが必要です。
コンポーネントのセットはそれなりの金額が必要ですが、次のロードバイクの購入をフレームセットにすると考えると、そこまで高くはありません。
また、ホイールが対応しているかどうかは、コンポーネントを購入する前にチェックしておきましょう。