ロードバイクは、体重をハンドルとサドル、ペダルの3点で支えるので、ランニングなどに比較すると膝への負担は少ないと言われています。
しかし、ペダリングしていると脚に感じる違和感。
そんなペダリング中の違和感についてみていきましょう。
ペダリング中に違和感を感じやすい場所
ロードバイクのペダリング中に違和感を感じることが多い場所はやはり膝です。
膝と股関節はペダリング中に最も動く関節です。
特に膝はペダリング中は様々な外力がかかるので違和感を感じやすい場所になります。
ペダリング中の膝は、太ももや下腹部周辺の筋肉で生み出したエネルギーをペダルの位置にあわせて向きを変える役目を負っています。
大きなエネルギーを受け止めるので違和感も出やすくなります。
膝に違和感が出る理由
ランニングなどで膝が痛くなってしまう理由は、膝で体重を支えるために膝に負担がかかってしまうからです。
しかし、ロードバイクで膝に違和感を感じる理由はちょっと違います。
ロードバイクではペダルと靴を固定するビンディングペダルがよくつかわれます。
ビンディングペダルを使うと、ペダリングはしやすくなりますが、膝には負担がかかる場合があります。
ビンディングを使うことで、足の位置が固定されます。
腰の位置は元々サドルで固定されています。
そのため、唯一脚の中で左右に自由に動く膝に負担がかかるのです。
エネルギーがうまくペダルに伝達されずに、その分膝に負荷が集中してしまうことが膝に違和感が出てしまう理由です。
膝の違和感にはポジションを見直すことが第一
ロードバイクでペダリング中に膝に違和感を感じる場合は、まずはポジションを見直してみましょう。
サドルが高すぎたり、低すぎたりする場合はペダリング中に膝が伸び切ってしまっていたり、逆に膝が曲がりすぎる場合があるので痛みがでます。
サドル高を適正な位置にしてみましょう。
次にチェックするポイントはクリート位置です。
クリートの位置が内側過ぎたり、外側すぎたりする場合も膝に違和感がでます。
また、クリートの角度も重要です。
つま先の向きと膝の向き、骨盤の向きが綺麗に正面を向くように調整しましょう。
ペダリングそのものを見直す
ペダリング中に膝に違和感を感じる人は、膝が内や外を向いてペダリングしていませんか。
ペダリングは、膝は常に正面を向いていなければなりません。
サドル高によっても膝の向きが安定しない場合もありますが、いつの間にかクセになっている場合もあります。
脚をまっすぐに上下させるイメージでペダリングすることで膝が正しい向きで動くので違和感が改善されることがあります。