長いことロードバイクに乗っていると、一度は必ず経験するのが落車。
体の傷、ロードバイクの傷、そして心の傷。
傷ついた箇所にはメンテナンスが必要です。
まずは体のメンテナンス
ロードバイクで落車をしてしまったときは、高価な自転車がとても気になりますが、まずは体をチェックしましょう。
頭部を打っていないか、骨折はないか、体に力は入るか確かめることが先決です。
体に大きな怪我がなければ、その後にロードバイクをチェックします。
また、帰宅してから体に異常が出る場合もあります。
腫れがひどくなったり、熱が出たりしていないか、ロードバイクも気になりますが、体もしっかりメンテナンスしましょう。
ホイールとディレイラーをチェック
落車後、体に大きな異常がなければ、ロードバイクが自走できる状態にあるかチェックします。
ロードバイクに異常があれば、自走できないので車を手配する必要があります。
自走できるかどうかのチェックポイントとしては、ホイールやディレイラー類、フレームのクラックなどです。
ホイールはスポークが折れてないか、振れがないか、ディレイラーは曲がっていないかをチェックします。
ブレーキもちゃんと作動するかチェックしましょう。
あとはフレームにクラックがなければ、ゆっくり自走すれば帰宅できる可能性が高いです。
帰宅してからのメンテナンス
帰宅後は入念なメンテナンスが必要です。
ロードバイクは、全てのパーツが交換出来るように販売されています。
落車で傷ついたパーツはなるべく早く交換するようにしましょう。
カーボンフレームは落車でクラックが入ってしまうことが多々あります。
まずはフレームの汚れを落として、クラックがないか探します。
見た目にクラックがなくても内部にクラックや剥離が起きていることもあるので注意が必要です。
カーボンフレームにクラックがないかチェックする方法としては、10円などで軽く叩いてみることです。
ただし、叩きすぎると傷が付く可能性もあるので、軽く叩いてください。
クラックがあれば鈍い音がします。
他には、ハンドルやサドルなどが適切な位置にあるかチェックします。
落車のショックでハンドルやサドルの位置が動いているということもよくあります。
最後に、全てのボルトを増し締めしておけば、落車後のメンテナンスはだいたい終わりです。
落車後のメンテナンスが終わったら試走を
落車後のメンテナンスが終わったら、何度か試走を行いましょう。
メンテナンスが終わったからといって、いきなりトレーニングを再開してはいけません。
ゆっくりとしたスピードで何度か試走して、異音がないか、フラついたりしないかチェックして異常がないか確認します。
落車後は思いもかけない異常が出ることもあるので、入念にチェックしましょう。