同じ自転車を長期間使っていると、だんだんペダルが重く感じることがあります。
せっかく自転車に乗っているのに、ペダルが重い自転車は爽快感もありませんし、なにより無駄に疲れてしまいます。
自転車のペダルが重いときの解決法をみていきましょう。
まずはブレーキの接触をチェック
自転車のペダルが重いときによくあるトラブルとしてあげられるのが、ブレーキの接触です。
ブレーキの位置がズレたり、ワイヤーが引っかかったりして常にブレーキがかかったままの状態になっていることがあります。
まずはブレーキの状態を確認してみましょう。
ワイヤーが引っかかる場合はワイヤー交換が必要になります。
ブレーキシューがリムに片方だけ接触している場合は、ブレーキシューを持って位置を正すか、調整ボルトで調節します。
清掃と注油
ブレーキに特に問題がなければ、自転車の駆動系を綺麗にしてみましょう。
自転車の駆動系とはチェーンや変速機、ギアなどです。
ホームセンターに売っているブレーキクリナーやパーツクリーナーで古い汚れを落とし、注油し直します。
たったこれだけでも体感出来るくらいペダルが軽くなることがあります。
ただし、チェーンに注油しすぎると、すぐにゴミが付着してペダルが重い状態に逆戻りすることもあります。
チェーンに注油したあとは余分な油を拭き取るようにしましょう。
チェーンの張りを変える
チェーンの緩みもペダルが重いの原因となります。
チェーンは1~2cm上下にたわむ程度が適当とされています。
それ以上にたわむようだとチェーンが緩みすぎということになります。
チェーンを張り直すにはホイールのボルトを緩め、チェーン調整ボルトを緩めます。
ハブブレーキの場合はブレーキ固定ボルトも一緒に緩めるのを忘れないようにしましょう。
チェーンを張り直す作業は後輪のボルトを緩めたりするので、作業は手順を確認しながら慎重に行いましょう。
最後にすべてのボルトを締め直すことを忘れないようにしましょう。
ペダルやBBの不調は大掛かりなメンテナンスが必要
自転車のペダルが重い原因がペダルやBBのベアリングの場合はちょっと解決は難しくなります。
ペダルやBBに不調があった場合は基本的にはパーツの交換となります。
自分で交換するにしろ、パーツの購入が必要なので、一度自転車ショップなどでチェックしてもらうとよいでしょう。
ペダルが重いときのメンテナンスのまとめ
ペダルが重いときは、まずブレーキまわりやチェーンのチェック、清掃、注油、を試してみます。
それでも原因が特定できなかったり、BBやペダルに違和感を感じるときは自転車ショップで調べてもらうようにしましょう。