ロードバイクは1時間や2時間、長いと6時間以上も乗っていたりするので、自分にあったポジションというものがとても大切です。
今回は基本的なポジションの合わせ方をみていきます。
まずはサドル高
ロードバイクのポジションを合わせるにはまずはサドルの高さを合わせます。
ロードバイクのサドル高は股下×0.88という計算式で算出されます。
0.88という係数については0.78や0.9などいろいろな説があります。
初心者のうちは基本的にちょっと低めがよいので0.8くらいの数字をかけた高さにしてみましょう。
この計算で算出されるサドル高はBBの中心からサドルの座面までの高さです。
計算で算出された結果から、ペダルを漕いだときにお尻が動かない程度の高さに調整します。
次はサドルの前後ポジション
サドル高が出たら次はサドルの前後ポジションです。
サドルの真ん中に座り、ペダルを3時9時の状態にしたときに、ちょうど膝の真下にペダルの軸が来るような位置が基本的なサドルの前後ポジションです。
また、サドル面は地面と水平になるような取り付け角度が基本となります。
やや前下がり、後ろ下がりが安定するという人もいるので、お尻の位置が決まらない人は微調整してみるとよいでしょう。
ハンドルまでの距離は調整が難解
サドルからハンドルまでの距離は、サドル高のように明確な計算式があるわけではなく、柔軟性や腕の長さなどで個人差が出るのでポジション決めが難しい場所です。
基本的な距離の合わせ方としては、ブラケットを握った時に無理のない前傾姿勢で、腕が少し曲がる程度というのが適正な距離となります。
ただし、サドルとハンドルの距離はステムの交換をするために費用もかかります。
しかも、ロードバイクに慣れると、より深い前傾姿勢がとれるようになるので、ハンドルまでの距離が長くなる場合もあります。
初心者のうちは、基本的なポジションでしばらく乗ってみて、肩や首などに痛みが出ないかどうかでハンドルの距離を調整してみるとよいでしょう。
ショップでフィッティングしてもらうと簡単
初心者のうちは、基本どおりロードバイクをセッティングしてもポジションがあっているのかどうかもわからず、手探り状態ということもあるでしょう。
また、ポジションをあれやこれやと弄っているうちに、正しいポジションが出せずに迷宮入りということもあります。
そんなときには自転車ショップでフィッティングしてもらうという方法もあります。
大きな自転車ショップでは、蓄積されたデータを元に、それぞれの人にあったポジションを出してくれるサービスがあります。
費用はかかりますが、一度ショップでフィッティングしてもらうと基本的なポジションが理解しやすくなります。