2010年代のロードバイクブームで今では幅広い年代の人がロードバイクに乗っています。
50代になってからロードバイクに乗り始めたという人も少なくありません。
今回は50代のロードバイクトレーニングについてみていきましょう。
50代にロードバイクのトレーニングが適する理由
ロードバイクのトレーニングは負荷を自分で決めることができます。
ウォーキングやランニングは常に自分の体重が脚への負荷になりますが、ロードバイクは変速機によってペダルの重さを変えることができます。
なので、地上で行うトレーニングとしては体に優しいトレーニングの1つといえます。
人間の身体は20代30代から老化がはじまります。
50代になってから高負荷のトレーニングをいきなり初めると、関節や筋肉が負荷に耐えられないことがあります。
その点でロードバイクは負荷を徐々に増やしていけるので自分のペースでトレーニングできます。
また、脚は第二の心臓とも言われます。
心肺機能に負荷を与えながら、ふくらはぎの筋肉を鍛えることができるロードバイクは健康維持にも適したスポーツです。
50代のトレーニングは臆病であるべき
50代のロードバイクトレーニングは臆病でなくてはいけません。
ロードバイクのトレーニングで最も注意するべきことは事故です。
特に50代で事故を起こして骨折などをすると、場合によっては二度とロードバイクには乗れなくなります。
ロードバイクでトレーニングを行う場合は、必ず家に帰るまでの余力を残す必要があります。
公道を疲労で意識朦朧として走っていては自分だけでなく、歩行者や他の車を危険に巻き込んでしまいます。
常に事故や落車に臆病になって、少しでも不安を感じたらペースを落としたりトレーニングを中断することが大切です。
心拍計は必須のアイテム
心拍計はロードバイクのトレーニングをする上ですべての年代において有効なアイテムですが、特に50代の人におすすめのアイテムでもあります。
ロードバイクの心拍計は胸に心拍センサーをつけて、サイクルコンピューターにリアルタイムで心拍数を表示します。
なぜ心拍計が50代の人におすすめかというと、体調管理ができるからです。
やはり50代をすぎると、心血管疾患に注意をする必要があります。
ロードバイクに乗っているときも、心拍数の上下によって血圧も上下するので心血管疾患のリスクはつきまといます。
しかし、心拍計があれば、まず、スタート時の体調を知ることが可能です。
いつもと同じコースでも心拍数が高めであれば、体調が悪い証拠です。
ペースを落としたり、トレーニングを中断するなどの判断ができます。
また、トレーニング中も、急に心拍数があがらないように注意することで血圧の変化を抑えることができます。
トレーニング中は、心拍数に常に注意を払うことが効率を上げるコツでもありますし、リスクを避けるポイントにもなります。