自転車にとってブレーキはとても重要なパーツです。
坂を下っているときにブレーキが効かなくなったらと想像するとヒヤッとしますね。
今回はそんな自転車のブレーキに関するパーツの中でも交換頻度の高い、ブレーキシューに関して種類や、交換方法などをみていきましょう。
ブレーキシューの交換目安
ブレーキシューは上から見ると溝が幾つか彫られています。
その溝がなくなるくらい減っていたらブレーキシューの交換時期となります。
また、ブレーキシューが斜めに削れていたり、片方だけ異様に削れているなどの異常があればすぐに交換した方がよいでしょう。
異常摩耗している場合は、ブレーキに何らかのトラブルが起きているということなので、シューの交換だけなく、ブレーキ全体をチェックする必要があります。
カートリッジか台座ごと替えるのかチェック
ブレーキシューはその種類に注意が必要なパーツです。
キャリパーブレーキとVブレーキのシューはそれぞれ互換性がありません。
また、ブレーキシューを台座ごと替えるものと、シューの部分だけを替えるカートリッジ式の2種類があります。
自分の自転車についているブレーキシューの種類と商品の種類を見比べながら、合致したシューを選ぶ必要があります。
ブレーキシューの交換方法
自転車のブレーキシューの交換はちゃんとした種類のシューを選べていればあとは簡単です。
カートリッジ式のものはカートリッジを固定しているネジを緩めて新しいものを差し込むだけです。
台座ごと替えるものは、ネジを緩めて交換するだけです。
ちょっとテクニックが必要なのは位置の調整です。
ブレーキを締めたときに、シューがリムのブレーキ面に綺麗に当たる様に調整します。
また、上から見た時に若干ハの字になるように取り付けると、ブレーキの鳴きが少なくなります。
ブレーキシューを適切な角度で取り付けるためのシューガイドという商品が売られているので、そういった商品を使ってみてもよいでしょう。
シューガイドを使わなくても、紙で隙間の厚みや角度などを調整する方法もあります。
ディスクブレーキやハブブレーキのシューの交換
リムブレーキに比べると、ディスクブレーキのパッドやハブブレーキのシューはかなり長持ちします。
しかし、パッドやシューを交換しようとするとリムブレーキのようにネジを回して交換するだけとはいかない場合や、そもそもハブブレーキはシューの交換が必要ない種類もあります。
ディスクブレーキもパッドが減っているということはローターも削れている可能性があるので、ディスクブレーキやハブブレーキの場合、ブレーキのメンテナンスは自転車ショップと相談しながら進めることがおすすめです。