ロードバイクのホイールは高価なパーツなので、交換するホイール選びは慎重に行わなければなりません。
今回は「大きさ」をテーマにホイールの選び方をみていきましょう。
ローバイクのホイールの規格
ロードバイクのホイールの大きさは「700c」という数字の規格となっています。
700cとはタイヤを装着したホイールの直径で、単位はミリメートルです。
装着するタイヤによって多少外径は変化しますが、どのホイールもおおよそ700mmになるように設計されています。
ホイールの横幅であるエンド幅の大きさはフロントが100mm、リアが130mmか135mmと規格されています。
リアはディスクブレーキの有無によって大きさが変わりますが、ロードバイクのホイール選びでは700cのホイールさえ選んでおけば、買っても自分のロードバイクに入らなかったということはありません。
リムの高さはホイール選びの重要なポイント
ロードバイクのホイール選びで迷うポイントとなる大きさといえば、リム高です。
リム高とはホイールのリムの高さです。
一般的にリムが高いホイールはスポークが短くなるので、空気抵抗が少なくなり、平地での巡航速度があがります。
リムが低いホイールは軽量なので、加速や登坂で有利となります。
リム高の大きさはホイールの特性を左右する数字となります。
タイヤ幅にあわせたホイール選び
長年、ロードバイクのタイヤは細いほど抵抗が少なくなるので有利とされてきました。
しかし、近年の自動車用のエコタイヤ開発で、タイヤは変形率が少ないほど転がり抵抗が低くなるので、太いタイヤが有利という研究結果が出ています。
そこで、ロードバイクのタイヤでは23cという幅よりも25cが有利という説があります。
それに合わせて、メーカーは従来のホイールよりも2mm幅広のホイールを発表しています。
もちろん従来のホイールでも23cも25cも使えるのですが、幅広のホイールだと、25cのタイヤをより有効に使えるように設計されています。
もちろん、ホイールのリム幅が広がると重量増というデメリットが出て来るので、メリットデメリットをどこでバランスをとるかという問題になってきます。
ホイール選びのときにはリム幅もポイントとなる大きさです。
ホイール選びからみる大きさのまとめ
ロードバイクのホイールの大きさは規格で決まっているので、きちんと選べば換装できないホイールを選ぶということはありません。
ロードバイクのホイールの性質を左右する大きさとしてはリム高とリム幅があります。
カタログのスペックを見る場合は、重量の他にもリム高やリム幅をみると、自分の求める性能のホイールを選びやすくなります。