ロードバイクはホイールを変えれば乗り心地が変わるとよく言われますが、どのように変わるのでしょう。
今回はホイールがどのように乗り心地に影響を与えるのかについてみていきましょう。
ホイールとタイヤはロードバイクの肝
ロードバイクには一部のモデルを覗いてサスペンションは搭載されていません。
路面の凸凹はタイヤ、ホイール、フレームを通して乗り手に伝わってきます。
つまりタイヤとホイールが乗り心地においてとても重要な役割を果たすのです。
また、ホイールとタイヤを組み合わせると前後セットで2kg近い重量になります。
フレームは2kgを切るモデルのものがほとんどですから、かなりの重量パーツです。
そんなホイールとタイヤが回転しているわけですから、当然ながら加速性能にも大きな影響を与えます。
ホイール交換で劇的に乗り心地が変わるのはそのためなのです。
ホイールとタイヤのセットで乗り心地は激変
ロードバイクのホイールとタイヤはセットです。
ロードバイクのタイヤにはクリンチャーとチューブレス、チューブラーという3種類のタイヤがあり、それにあわせて3種類のホイールがあります。
乗り心地でいうと、チューブラータイヤは軽量で高圧にも耐えられるので走行性能が高く、タイヤが柔らかいので乗り心地もよくなります。
チューブレスタイヤはクリンチャーよりも内圧を低くして使うので乗り心地はマイルドです。
クリンチャーは中のチューブを保護するためにサイドウォールが固く乗り心地も固めです。
また、ロードバイクのタイヤの太さは23Cというサイズがよく使われていましたが、最近では25Cというちょっと太めのサイズの方が抵抗が少ないという研究結果も発表され、それにあわせて太めのリム幅をもったホイールも販売されています。
タイヤは太めの方が同じ内圧だと空気の量が多くなるので乗り心地はマイルドです。
このようにタイヤのタイプでも乗り心地は変わりますが、そのためにはホイール交換が必要になります。
タイヤのタイプを変えるにはホイールとセットで交換しなければなりません。
ホイールの素材でも変わる乗り心地
ホイールの素材でも乗り心地は変わります。
ロードバイクのホイールに使われる素材はカーボンとアルミです。
アルミは安価ですが硬い乗り心地となります。
カーボンは設計によって剛性や柔軟性の方向を自在に変えられるので乗り心地はアルミよりもマイルドなものが多くなります。
カーボンホイールはフルカーボンのものや、リムをアルミにしたもの、スポークの材質が違うものなど価格によって変わります。
ロードバイクのホイール交換で乗り心地を変えたい場合は、タイヤのタイプから選んだり、ホイールの素材から選ぶと変化を感じられるホイールが選べます。