自転車のブレーキの種類と操作方法

自動車のブレーキは何種類あるかご存知ですか?

ディスクブレーキとドラムブレーキ。たった2種類です。

さて、自転車には何種類あるのでしょう。

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自転車のブレーキの種類はこんなに多い

自転車のブレーキはまず、ブレーキが取り付けられる場所で2つに分けられます。

1つはリムに取り付けるリムブレーキ、もう1つはホイールの中心部分、ハブに取り付けられるハブブレーキです。

リムブレーキはさらにカンチブレーキ、Vブレーキ、キャリパーブレーキに、ハブブレーキはドラムブレーキとディスクブレーキに分けられます。

このように大きく分けて5種類が自転車にはあります。

定番のリムブレーキ

リムブレーキは自転車で一番普及しているブレーキといえます。

ホイールのリム部分にブレーキシューを押し付けることで制動します。

一般的にシティサイクルやロードバイクにも使われているリムブレーキはキャリパーブレーキと呼ばれるものです。

シンプルでメンテナンスしやすいということで広く普及しています。

キャリパーブレーキの弱点はやや制動力に劣るということで、雨で濡れたり、泥が付着すると制動力が著しく低下します。

そこで制動力を強化したリムブレーキがカンチブレーキやVブレーキと呼ばれるもので、競技用自転車やスポーツタイプの自転車によく使われています。

ドラムブレーキはママチャリのキキーッ!

シティサイクル、いわゆるママチャリの後輪に使われているのがドラムブレーキです。

ママチャリがよくブレーキをかけるとキキーッと音が鳴るのは、ドラムブレーキの一種であるバンドブレーキが原因。

バンドブレーキは機構上、経年劣化で音が鳴りやすくなります。

音が鳴るというデメリットはありますが、バンドブレーキは安価で耐久性が高いということでシティサイクルには広く普及しています。

最近では、音がなりにくいサーボブレーキと呼ばるものを使ったシティサイクルも多くなっています。

ディスクブレーキは制動力と安定力

マウンテンバイクやトライアルバイクといった競技用の自転車では一部のエントリーモデルを除けばほとんどがディスクブレーキとなっています。

さらに、2016年からロードレースにディスクブレーキが解禁されたことでディスク化の波が一気に押し寄せようとしています。

ディスクブレーキは制動力が高く、雨や泥で汚れても安定してブレーキングできるので自転車競技では大きな武器になります。

ブレーキとして高性能なディスクブレーキですが高価でメンテナンスが難しいというデメリットもあります。

スポーツタイプの自転車にとって、その性能は大変魅力的なのですが、入門者向けとして考えるとディスクブレーキはまだまだハードルが高いというのが現状です。

ブレーキの操作方法は後ろで減速、前で停車

自転車のブレーキはハンドルについた左右のレバーで操作するというシンプルな構造です。

これはシティサイクルだろうが、ロードバイクだろうが変わりません。

ただ、シンプルさ故にその操作にはちょっとしたテクニックも必要となります。

それはブレーキの前後バランスです。

ブレーキは後輪で減速しながら、前輪で停車するようにブレーキの力を配分するというのが基本です。

急ブレーキをかけるときは、腰をサドルの後ろに引いて、後輪に荷重をかけるようにして前後輪がロックしない力でしっかりブレーキングすると安定して止まることができます。

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