自転車の平均速度ってわかりますか?
平均速度がわかれば目的地までの到着時間も予想できます。
自転車はいったいどれくらいの速度で走っているのでしょう。
一般的な自転車の速度は
シティサイクルで平地を気持ちよく走っているときの平均速度は15~20km/hほどです。
国土交通省の調査では高齢者や幼児を覗いた自転車の平均速度は14.6km/hという数字があります。
ただし、これは平地での数字なので、上り坂では10km/h以下に下がりますし、下り坂では30km/h以上出ることもあります。
街中の移動では信号があれば停車する必要があります。
移動時間を予測する際の平均速度としては12km/hくらいの数字を使うと大体の移動速度が計算できます。
自転車が歩道を徐行するときの速度は
自転車は原則として車道を走ることが決められていますが、車道の交通量が多く、危険な場合は歩道を走ることも可能です。
先程も書いたように、シティサイクルの平均速度は15km/hほどです。
車道を走っている自動車は50km/h。
速度差は30km/h以上あるので、自動車と接近して走る場合は車道は危険です。
しかし、歩道を自転車で走る場合は徐行が決められています。
自転車の徐行時の平均速度はどれくらいなのでしょう。
徐行とは「すぐに止まれる速度」ということですが、具体的な速度は定められていません。
警察庁交通局交通企画課長の国会発言に自転車の徐行は「4~5km/hくらい」という数字があげられているので、参考にするとよいでしょう。
過酷なロードレースの平均速度は
話は変わって、自転車レースではどれくらいの平均速度で走っているのでしょう。
自転車レースには平坦な道や山岳路など様々なコースが使われますが、平均速度としては40~50km/hになります。
もちろんレースですから信号でストップしたりすることはありませんが、自動車並の速度で200kmの距離を移動するわけですから驚異的です。
アワーレコードとは
自転車には1時間でどれだけの距離を走れるかを競う、アワーレコードどいう記録があります。
1996年9月にボードマンが記録したアワーレコードは56.375kmつまり平均速度は56.375km/hということになります。
通常の自転車レースとは違い、アワーレコードは単独で走るので空気抵抗を一身で受けます。
自転車の抵抗は80%が空気抵抗と言われます。
プロ選手は、そんな中で、単独で自動車並の速度を維持することができるのです。
自転車の平均速度のまとめ
車道を走る機会が増えた自転車にとって、平均速度を知っておくことはとても大切です。
車道を走る時に、自動車との速度差はどれくらいなのか、歩道を走るときはどのくらいのペースで走ればよいか、常に速度を意識して走るようにしましょう。