自転車は時に凶器となります。
時速20kmで動く20kg近い物体がコントロールを失うと、乗っている人や通行人を危険に晒してしまいます。
自転車に安全に乗るためには日常の点検が不可欠です。
日常の点検は落としてチェック
日常の点検といっても、毎日乗る自転車でアレコレ点検するというのはさすがに面倒ですよね。
自転車には毎日出来るような簡単な点検法があります。
それは自転車を10cm程度持ち上げて落とすというものです。
ネジがどこか緩んでいたり、フレームに日々が入っているような自転車は落としたときに不協和音が聞こえます。
このくらいならすぐに出来ますね。
あとは乗る前に前後のブレーキを交互にかけて自転車を押してみて、ブレーキがしっかり効くようなら万全です。
洗車は点検のチェック
日常的な点検としては落としてチェックすることである程度の不具合は発見できます。
しかり、より注視して点検するには洗車することです。
自転車を定期的に洗車することで、不自然な傷や塗装のハゲなどを発見することができます。
自転車の洗車は水でもできますし、自転車用のウェットシートで拭くという簡単な洗車方法もあるのでさほど手間ではありません。
定期的に注油と増し締め
自転車のチェーンは外気にさらされているので定期的に注油する必要があります。
さらに、自転車のネジは日々の振動で緩んでしまうことがあります。
できれば月に一度は洗車と同時にチェーンへの注油とネジの増し締めを行うようにしましょう。
ネジの増し締めとは、ネジをさらに締め込むことです。
ネジにアーレンキーなどをはめて、時計回りにグッと力を入れればOKです。
理想はショップで定期点検
日常での点検や、月に一度の注油と増し締めをしていても、やはり定期的に自転車の専門家に見てもらうということは必要です。
理想としては年に1回は自転車ショップに持ち込んで、一通りチェックしてもらうとよいでしょう。
ショップによっては購入特典として点検を無料で行ってくれるところもあるので、そういうショップを活用すると費用を抑えられます。
自転車の日常での点検まとめ
日々の点検は10cm程度の高さから落として異音をチェックするだけでも、自転車の不具合を発見する助けとなります。
月に一度は洗車や注油、増し締めを行って安全に自転車に乗れるようにしましょう。
年に一度は自転車ショップで専門家に一通りみてもらうことも必要です。
点検不足の自転車に乗ることは乗っている自分を危険にさらすこともありますし、他人を巻き込むリスクもあります。
安全に自転車に乗るためには日々の点検や定期点検を怠らないことが大切です。