通勤通学に使う自転車。
出来ることなら高速化して少しでも速く、楽に目的地に着くようにしたいですね。
今回は自転車を改造して高速化するときのポイントをみていきましょう。
費用対効果の最も高い高速化
自転車を改造して高速化するとき、最も費用対効果の高い改造はタイヤです。
自転車って、タイヤの空気が抜けていると抵抗が大きく感じますよね。
逆にタイヤの空気がしっかり入っているときは、軽快に乗ることができます。
一般的なシティサイクルのタイヤは大体3気圧くらいが適正空気圧とされています。
しかし、ロードバイクなどのスポーツ用タイヤは7気圧くらいまで空気をいれます。
シティサイクルに合うタイヤサイズでも6気圧くらいまで内圧をあげられるタイヤがあります。
高い内圧に耐えられるタイヤに交換して自転車を高速化してみましょう。
タイヤを変えただけも、体感出来るくらい乗り心地やペダルの軽さが変わります。
費用も3000円程度で前後のタイヤが買えるのでとてもお得です。
余計なものは全部外す
タイヤ交換ほどは高速化しない改造ですが、軽量化も有効です。
とりあえず、不要なものを全部外してしまいましょう。
スタンドや泥除け、前カゴなど、全て外せば数kgの軽量化が可能です。
ただ、この改造はお分かりの通り、自転車がちょっと不便になります。
スタンドがないと、自転車は自立しません。
泥除けがないと、濡れた路面では泥水が飛び散ります。
カゴがないと、荷物を入れられません。
しかし、軽量化した分、自転車は高速化します。
自転車のパーツを外す改造は利便性と軽量化のバランスをみながら各人で判断してください。
ポジションを見直して高速化
ロードバイクは細いタイヤに高い空気圧を入れることで抵抗を少なくしていることの他に、もう一つの高速化のポイントがあります。
それは空気抵抗です。
ロードバイクの前傾姿勢は空気抵抗を削減します。
自転車の抵抗の大部分を占めるのが空気抵抗です。
しかも、空気抵抗の最も大きな原因は人間の体です。
前傾姿勢で自転車に乗ることで、空気抵抗を数十%単位で削減できます。
そのためには、サドルを高くして、ハンドルを遠くに設置します。
アヘッドステムタイプなら、ステムの交換だけでハンドル位置を遠くにすることができます。
スレッドタイプのステムはアダプターを介することでアヘッド化できます。
前傾姿勢を取りやすい改造を施すことで高速化することができます。
自転車の高速化には費用対効果が悪いことも
そもそも、シティサイクルなどの一般的な自転車の高速化には限界があります。
タイヤ交換程度はそこまで費用はかかりませんが、パーツ交換をたくさんして改造を続けていくと、結局はロードバイクやクロスバイクを買ったほうが安くなってしまうこともあります。
自転車の高速化をするときは、何を目的に高速化するのかをよく考えて、費用対効果を意識して改造するようにしましょう。