自転車のサドルの高さってどうやって決めていますか?
自転車の中でもロードバイクのサドルの高さの決め方はちょっと特殊かもしれません。
ロードバイクのサドルの高さの決め方から、シティサイクルの決め方まで見ていきましょう。
目次
ロードバイクのサドルの高さ
ロードバイクのサドル高の決め方は厳密に決まっています。
股下長×0.88
上記の方程式によって決まります。
0.88という係数については諸説あって、実際には0.9前後の数字を推奨する人もいますが、いずれにせよ計算で高さが決まるのです。
この計算によって出た数字はクランクの中心からサドルの座る部分までの高さです。
この高さにサドルの高さを合わせたあとは、ペダルを漕いでいるときにお尻が動かない高さまで微調整します。
シティサイクルにロードバイクのサドル高を応用
ロードバイクのサドル高に自転車をセットアップするとわかると思いますが、かなり高いです。
当然ながらサドルに座ったままでは足がつきません。
ロードバイクのサドルの高さは、ペダルを回しやすい、スムーズに自転車が漕げる高さです。
しかし、街中には信号あり、歩行者あり、車あり、何度もストップ・アンド・ゴーを繰り返します。
ロードバイクでは信号などで止まる場合は、サドルから降りて足をつきます。
シティサイクルなどで街中をサイクリングする場合には何度もサドルを乗り降りするのは面倒ですし、サドルが高いと転倒のリスクも増します。
なので、シティサイクルのサドルの高さとしては、サドルに座った状態でつま先が地面につく程度という高さが推奨されています。
ただし、自転車を漕ぐという動作のことを考えるとサドルは高くしておいた方が、力を入れやすく、疲れにくくなります。
たまに見かけますが、足がべったり地面につくような低すぎるサドルは自転車が漕ぎにくいだけでなく、膝などの怪我のリスクも増加します。
サドル高はなるべく高くというのが基本です。
サドルの固定方法で注意点
サドルの高さを調整したときに気をつけることとして、ネジの締め方があります。
サドルを固定するネジは緩いとサドルが下がったり、異音の原因となったりします。
逆にネジを固く締めすぎても不具合が生じる場合があります。
ロードバイクの場合はカーボンが使われていると、ネジを締めすぎてクラックが入ってしまうこともあります。
シティサイクルの場合はネジを締めすぎて緩められなくなったり、ネジ山が潰れてしまうこともあります。
力加減としては、ネジが止まるところから、グッと力をいれるくらいが丁度よい力加減となりますが、ロードバイクの場合はトルクレンチなどを使ってトルク管理をすると間違いがありません。
自転車のサドルの高さを合わせる方法をまとめ
自転車のサドルの高さを合わせる方法としては、股下長×0.88が基本の高さです。
シティサイクルの場合は、街中を走る上で危険のない、足のつきやすい高さで、尚且つなるべく高くということがいえます。